DelphiでAndroid開発挑戦日記(1)
「RAD Studio XE5*1に含まれるDelphiで、Androidアプリの開発が出来るようになった」という点に魅力を感じて、(RAD Studio XE2からの)アップデートをした。
自身、Android開発は初心者だが、Delphiは、先代のTurboPascal時代からお世話になっている。後者のノウハウを前者に活かせればよいなと期待はふくらむ。
「ダウンロード版」を使っているが、インストールはだいぶ楽になった感じ。XE2のときは、なにかと途中でうまくいかないことがあって、結局「ISOイメージをDVD-Rに焼いて、そこからインストール」しないとならなかった。今回は、ダウンロードしたEXEファイルの実行だけで無事、最後まで行ってくれたし、Android開発に必要な、SDK NDK JDK関係もデフォルトで自動インストールしてくれた。
但し、自分のPC(Core2 1.86GHz)では、二時間以上かかったように思う。インストールは時間に余裕があるときにやったほうがよさそうだ。(カタログには環境は「2GHz以上推奨」とある)
Delphiを起動してみる。統合環境のぱっと見はXE2と同じようだ。この画面ならとっつきやすいのでありがたい。
最初に表示される「ウェルカムページ」によると、アンドロイド開発を試したいとき、まず見るべきはこのビデオ(英語、5分弱)らしい。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=8H80pEot4No
見た感想。「USBで持っているAndroid端末つなげば、自動認識してくれるのでそれを『ターゲット』に設定すればチャチャチャのチャー!」ってことなのかな?
エンバカデロ・デベロッパーTVのページ↓ から「RAD Studio XE5もっと見せます」のビデオを見る。こちらは日本語、32分。
http://www.embarcadero.com/jp/developers-tv
8分40秒あたりに出てくるが「何も設定しなくてつなげば認識」してくれるらしい。
「では・・」と、自分の 「HTC One X+ (Android4.2.2)」を つないでみた。
・・・・認識しないじゃないの。
・開発者の方には当たり前なのかもしれないが、いろいろ検索してみると、こういうときは先に、スマホの方を、「デバッグモード」にする必要があるみたいだ。→そのためには、「開発者オプション」を表示する必要がある。
そのやり方が、アンドロイド4.2以降の場合、不思議なおまじない!になっている。
「設定」「バージョン情報」「ソフトウェア情報」「その他」へ入って、「ビルド番号」を7回選択する。すると開発者向けオプションが表示されるとのこと↑。
途中で、「あと3ステップで」「あと2ステップで」などと表示されたが、なぜか最後に「お客様はデベロッパーではありませんね」と表示された。ムカッ。
一度抜けてから、「設定」「バージョン情報」「ソフトウェア情報」「その他」へ入って、再度「ビルド番号」を触ると、「必要ありません、お客様はデベロッパーです」と表示。よくわからん。
この後、調べたが、一度「開発者オプション」を表示させてしまうと、簡単には消せないみたい↓
参) Android 4.2の「開発者向けオプション」を削除する方法↓
http://andbrowser.com/development/1246/how-to-remove-developer-options-for-android-4-2/
なんで「デベロッパーではありませんね」と表示されたのか、再現テストもできないまま、ともかくUSBデバッグモードをオンに。
Delphiを起動して、スマホを接続。しばらく待ってようやく「プロジェクトマネージャー」の「ターゲット」に「HTC One X+」が追加されました。
ようやく最初の関門を突破、といったところでしょうか。(続く、かも)
*1:RAD Studioはエンバカデロ社の開発ツール製品