氣象報告常常不準

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「攻める側」の嘘、蓮舫攻撃のデタラメ

八幡氏のこの記事には唖然とした。こりゃないわ。

日本の国籍法は二重国籍を認めていない。蓮舫氏のように、父母の国籍が違う場合には、いったん合法的な二重国籍になることが可能だが、22歳までにどちらかを「国籍選択」し、日本国籍を選ぶ場合にはもうひとつの国籍から離脱する義務がある。

ここは「蓮舫氏のように」がなければ、台湾以外の一般論としては成立するだろう。が、蓮舫氏の(=日台間の)ケースでは該当しないのは八幡氏もよくご存じのはずだ。「どちらか」は選べない。「台湾」は手続き上選べない。

特に、国籍選択は非常に強い義務で、放置しておくと、日本国籍を剥奪される可能性もあり得る。

日台重籍者のケースでは当人が「台湾籍を選びたい(日本籍を離脱したい)」というケースでさえも、当人意志にかかわらず、日本籍離脱が許可されない。日本国籍を剥奪される可能性がどこから出てくるというのか?


八幡氏は著書「蓮舫『二重国籍』のデタラメ」(2017年1月9日第一刷)で

p227
 ところが、日台二重国籍の人が台湾籍を選び日本国籍を離脱しようとするのは認めていないのである。その理由は、国籍法の条文が、「外国の国籍を有する日本国民は、法務大臣に届け出ることによつて、日本の国籍を離脱することができる(第十三条)」となっているように、「外国の国籍を有する」という条件のもと、台湾(中華民国)は日本が承認している国家ではないため、それが証明書を出すところの「国籍」は「外国の国籍」にあたらないからだという。

と、ご自身で書いている。

この辺の記憶をすっかり失った、というのでもなければ、故意に嘘を書いていることになるのではないか?

・「選択」とは、複数のものから、一つ以上を選ぶこと。「選択肢が一つ」しかない状態で「選択」を迫るのを「踏み絵」と言う。