防災の日(ほんとにあった怖いデータベース)
9・1なので防災について考えてみる。頭に浮かぶのは、遠い過去に見た、とても怖い「災害時安否確認Webデータベース」。今でも思い出すと寒気がする↓
Webで入力する項目がいくつかある。
・安否「無事です」とか「怪我しています」とか。
・場所「○○にいます」「××で待つ」とか。
・その他コメント、など入力して「確定」すると記録されて、家族・関係者等と安否情報共有ができる、というものだ。
ここまではよい。
※問題は、入力後、情報を追加したいときに、どうなるか?
どうなるかというと、「全部まっさら」になる。!
そう。まっさら。・・・・何を言っているかって?
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たとえば、「安否」、「場所」、「コメント」、その他もろもろの項目一つ一つを、入力して確定したとする。
その後、状況が変わった(避難場所が変わった)ので「場所」だけ変更したいとする。
安否、場所、コメント、その他項目全てが全部空欄の入力画面が出る。
「場所」の項目に新しい情報を入力し「確定」をクリックする。
すると「上書き」されてしまう。「追記」ではない。「上書き」。しかも「全項目上書き」だ。
場所の情報を変えただけのつもりが、最初に入力した「安否」も「コメント」も、その他もろもろの項目も、一切残らない。履歴としての記録もされていない。
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そんなものにどれだけコストをかけていたのか。「情報の扱い方」の基本が「全くわかっていない」業者にでも作らせたのだろうか。